以前、平泉の中尊寺に行った時の記事を公開しましたが、今回は、あの源義経ゆかりの地「高館義経堂」の見どころについて語りたいと思います。
実は、筆者はまあまあの日本史好き(専門家ほど詳しくありませんし、近代史にはあまり明るくないんですが)なのです。
そして、ここ。
「高館義経堂」は常々行ってみたいと思っていたところでもありました。少し階段を上ったりはしますが、行ってよかったと思いましたね。
- 高館義経堂について
- 高館義経堂観光に必要な所要時間(目安)
- 高館義経堂の見どころ
- 高館義経堂の駐車場の有無
- 高館義経堂の基本情報
本記事の情報は2025年01月29日時点のものです。最新の情報はご自身でご確認ください。
高館義経堂とは?

若き英雄・源義経。
この名前を一度も聞いたことがないという人は、あまりいないのではないでしょうか?
一時(いっとき)は活躍した義経ですが、結局は兄・頼朝に追いやられ、奥州まで逃げ延びてきました。しかし、頼朝の圧力に屈した藤原泰衡に急襲され、妻子と共に自害してしまう……(お父さん≪秀衡氏≫は頑張って守ってくれていたんですけどね……)。
そして、ここ高舘が、彼らが自害をした地とされています。
この時の義経は、確か31、2歳といったところ。派手に活躍したために「えっ、意外と若い!」と感じる人もいるかもしれませんが。
ちなみに、この高館は「判官舘(はんがんだて)」とも呼ばれているそう(「判官贔屓」という言葉も義経から来ているように、義経=判官みたいなところがあるからですかね)。
義経堂の中には、義経公の木造が安置されています。
高館義経堂観光に必要な所要時間
所要時間(目安):30分
階段を上れば、あとは義経堂や松尾芭蕉の句碑がある程度なので、実際にはここまでかからないと思います。
でも、せっかくの観光でせかせか動きたくないですものね! ということで、余分に見積もって、30分ほどを見ておけばよいのではないでしょうか。
高館義経堂の見どころ
次に、筆者が感じた高館義経堂の見どころを紹介します。中尊寺からもかなり近いので、一日で集中的に観光したいという人におすすめです。
素晴らしい見晴らし
まずは、なんといってもこの見晴らしの良さ!

この写真を撮影した日は、正直、快晴というわけではなかったのですが、それでもこの透き通った風景。
階段を上ったあとのこれだと、なんだか清々しい気持ちになりますね。
この日は、ここで少し立ち止まって、風を感じてみたりしました。旅行中ということもあってか、解放感も相まってとても気持ちよかったです。
松尾芭蕉の句碑
義経堂(の中に安置されている義経公の木造)もいいですが、ここには松尾芭蕉の句碑も置かれています。
夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡

これです。
この地に、まさにこの場所に、かの有名な松尾芭蕉が立っていたのだと思うと、なんだか感動的ですね。
ここに立ち、義経たちのことを思い、句を詠んだ……。
歴史上の人物がここにいたのだと思うと、不思議な感じもします。
中尊寺からの距離
あとは、なんといっても中尊寺からの距離。
中尊寺はこの記事で紹介していますが、平泉観光といえば、真っ先に「中尊寺」「金色堂」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
中尊寺に関しては、敷地が広いだけあって、見て回るのにも時間がかかります。
そして、ここ「高館義経堂」。
なんと、そんな中尊寺から車で2、3分ほどの場所にあるんです。徒歩でも10分程度。びっくりするぐらい近い。まさに目と鼻の先といったところ。
中尊寺を訪れるなら、ぜひここにも立ち寄っていきたいところです。
観光しやすい拝観料
なお、拝観料は、
大人=300円、小・中学生=100円
ということになっています(ほか、団体料金あり)。
観光地だと、たまに観光することを躊躇うような料金設定の場所があったりしますが、ここの拝観料は実に良心的。家族連れだったりすると、入場料や拝観料もかなり気になるところですものね。
詳しくは公式HPを要チェック!
30分以内で回れる敷地
また、先述しましたが、30分あれば一通りを見て回れるというのも魅力のひとつ。
平泉周辺を観光する際、例えば「ランチまでに微妙に時間ができてしまった」「帰るにはまだ若干早いので、あとひとつぐらいどこかを見て回りたい」みたいなときに、うってつけの場所ですね(個人的には、このパターンは結構ありがち)。
駐車場の有無
さて、徒歩で観光をするというのでない限り、駐車場の有無を気にする人は多いと思います。
高館義経堂に駐車場はあります。
ちなみに、無料でした(最新情報はご自身でご確認ください)。
ここから少し歩くと、高館義経堂の受付(拝観料などを支払うところ)に到着。

ここです。
この階段を上り、サインに従って右に行くと松尾芭蕉の句碑が、左に行くと義経堂があります。
高館義経堂の基本情報

- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字柳御所14
- 拝観時間:8:30~16:30
(11月5日~11月20日は8:30~16:00/11月21日~3月14日は拝観お休み) - 拝観料:大人=300円、小・中学生=100円(ほか団体料金あり)
- 駐車場:有(無料)
- 公式HP:高館義経堂
まとめ:義経終焉の地へ……
義経終焉の地と言われているここ「高館義経堂」。
英雄とされながらも、若くしてその命を散らした義経の生き様に少しでも触れてみたい人は、ぜひ一度訪れてみてくださいね!
松尾芭蕉もこの地で句を詠んだのだと思うと、なんだか感慨深いものがあります。