アジア圏のなかでも特に生活水準が高い国として知られているシンガポール。
街はきれいで交通の便も良いということから、海外旅行初心者にとって観光しやすい国のひとつです。そんなシンガポールの象徴と言っても過言ではない「マーライオン」ですが、世界三大がっかりとして数えられているのを知っていましたか?
本記事の情報は2021年5月時点のものです。最新の情報はご自身でご確認ください。
マーライオンとは?
シンガポール観光をするならまず訪れるべき場所、マーライオン(Merlion)。ただし、観光スポットとしてはかなり有名なので、まわりは常に人でにぎわっています。人混みが極端に苦手な人はあえて外すのもいいかもしれませんね。
世界三大がっかりのひとつ
シンガポールのマーライオンはベルギーの小便小僧とデンマークの人魚姫像に並び、世界三大がっかりのひとつとして数えられています。
小便小僧と人魚姫は主にサイズが小さいことからがっかりスポットと言われていますが、マーライオンに限っては少々異なる理由。なんでも「がっかり」とされていたころのマーライオンは今とは違う場所にあったようで、正面が見えない、水を吐き出すポンプが故障したままなかなか修理されない、川に橋がかけられて見えなくなった、とのことでした。
結論、今のマーライオンは一度観光がてら見ておくだけならたいしてがっかりすることはありません。
名前の由来
そもそもシンガポールという国名はサンスクリット語で「ライオンの町」を意味する「シンガプーラ」から来ています。
そんなこともあって、マーライオンの「ライオン」は「ライオンの町(シンガプーラ)」の意。「マー」の部分は「海」を表しています。
マーライオンの数
え? マーライオンって一体だけじゃないの?
マーライオンといえば、一般的にマリーナ地区にあるもの(上記写真参照)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? ところが実は、シンガポールには6体のマーライオンがいます。
例えば、こちら。
上記写真の裏側にある小さいマーライオンです。
また、かつてはもっとも大きなセントーサ島のもの含め7体のマーライオンがいましたが、島の再開発のため取り壊されてしまったので現在は見ることができません。
長く人でにぎわう観光スポットとして親しまれてきた建物(セントーサ島のマーライオン)。いくらさらなる発展のためとはいえ、「じゃあ取り壊そう!」となるあたり、常に進化を続けていくシンガポールらしい判断ですね。
ほかには、マウント・フェーバー、シンガポール観光庁、アンモキオで少しずつ違ったマーライオンの姿を見ることができます。
マーライオンへのアクセス
交通の便がいいシンガポールの移動ですから、多少土地勘がない人でも簡単に目的地に到着することができます。もっともメジャーなマーライオンの最寄り駅は、ラッフルズ・プレイス駅(Raffles Place MRT Station)。電車の利用は東京都のそれをイメージしてもらえればわかりやすいかなと思います。
わたしはかなりの方向音痴だけど、シンガポールではGoogleマップが使えない状態でも迷ったことないよ! 安心してお出かけしてね!
電車で最寄り駅まで
宿泊先がどこかによりますが、まずは電車を使ってマーライオンの最寄り駅(ラッフルズ・プレイス駅)まで行きます。
東京の地下鉄同様、シンガポールには何種類かの路線が通っていて一見わかりにくいように思えますが、ラッフルズ・プレイス駅を通っているのはイーストウエストライン(East West Line)かノースサウスライン(North South Line)です。
なお、主要駅などで路線図のマップを入手することもできますし、こちらから前もってダウンロードしておくこともできます。
最寄り駅からマーライオンまで(徒歩)
最寄り駅からマーライオン公園までは徒歩10分ほどです。行きかたは下記のとおり。
- ひとつしかない改札口を抜け、H出口を目指す(改札を出て右方向に進む)。
- H出口から地上に出たら、すぐに左に曲がる。
- 道なりに真っすぐ進み、前方に見えるマリーナベイサンズのほうに向かう。
- 大きな道路を渡り、海沿いに下りる。
- 到着!
かなり大ざっぱな説明となってしまいましたが、マーライオン公園からも海の向こう側に見えるマリーナベイサンズを目印に進みましょう。
マーライオン概要
名称:マーライオン公園(Merlion Park)
住所:1 Fullerton Rd, Singaopre 049213
営業時間:24時間
休日:無
料金:無料
人混みには万全の備えを!
先述したとおり、予想以上に人でにぎわっているのがこのマーライオン公園。
アジア圏の他の国と比べると治安もそう悪くないシンガポールですが、たくさんの人が集まる以上、貴重品は肌身離さず身に付ける、多額の現金は持ち歩かない、カバンはしっかり閉めておくなど、最低限の防犯対策はしておくようにしましょうね!
参照元:
– 暮らしーの「世界三大がっかりスポットはどこ?!気になる観光名所とその理由を解説!」
– tripnote「がっかりなのに大人気!?世界三大がっかりスポットを一挙紹介」
– The Japanese Association Singapore「知ろう!学ぼう!楽しもう!⑧」
– tripnote「シンガポールのマーライオンは全部で6体!その居場所は?」
– シンガポール旅行観光.com「マーライオン・タワー セントーサ島」