毎月26日は「2(風)6(呂)の日 = 風呂の日」です。
いまや自宅で簡単に入浴体験ができる時代になりましたが、たった数十分とはいえ、毎日の光景となると飽きてしまうこともありますよね。
本記事では、日本人に深く根付いた入浴文化の歴史とともに、日常のワンシーンを鮮やかに彩ってくれるおすすめの入浴剤を紹介します。
入浴文化のはじまりと歴史
今ではすっかり根付いている入浴の文化は、仏教の伝来とともに中国から伝わってきたといいます。時代にして、6世紀ごろのこと。500年~ということなので、蘇我氏が徐々に力を付けてきた時期ですね。ちなみに聖徳太子が摂政になったのが593年。
仏教では「入浴は七病を除き、七福を得る」との教えがあり、この時代にしてすでに、入浴は健康によいという考えがあったようです。
当時の「風呂」は「蒸し風呂」のイメージに近く、現在のサウナに近いスタイルの入浴スタイルでした。
そんな日本で銭湯文化が花開いたのは、江戸時代のことです。主流が蒸し風呂なのは変わりありませんが、サウナのような蒸し風呂スタイルに、お湯の中に身体を浸からせる「湯」が合わさり、庶民でも気軽に銭湯(風呂)を楽しめるようになったんだとか。
おそらく「聞いたことある!」という人も多い「五右衛門風呂」も、この時代に生まれたそうです。
日本初の入浴剤は明治に誕生!
日本ではじめて製品としての入浴剤「くすり湯浴剤中将湯」が発売されたのは、明治30(1897)年のことです。婦人病に効果がある「生薬」の残りを風呂に入れたところ、身体が温まったりあせもが治ったりしたことから、銭湯向けに開発されました。
これが、瞬く間に大ヒット!
人気が人気を呼んで世間の注目を集めましたが、そのうち「夏向けの商品はないのか?」との声が上がりはじめるようになります。夏場の気温が高いときにまで、ずっと身体がポカポカしているのはたまりませんからね。
そこで昭和5(1930)年6月に誕生したのが「バスクリン」です。
目的別おすすめの入浴剤16選
ひと口に入浴剤といっても、「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」という人も少なくないはず。ここではそんな人のために、香りや値段、個性など、目的に合わせた入浴剤を紹介します。
「香り」で選ぶなら
好みがハッキリ分かれるからこそ、入浴剤選びに欠かせない要素である「香り」。フローラルやシトラス、オリエンタルなど「香り」のタイプはさまざまです。
バスロマン ほっこりゆずの香り
爽やかなゆずの香りが一日の疲れを癒やしてくれる入浴剤。
温泉成分配合で、血行促進や疲労回復、肩こりなどに効果があるだけでなく、入浴後もポカポカと身体を温めてくれます。しもやけやあかぎれ、あせもなどにも効果が期待できるので、季節問わず活用したい商品です。
LUSH トワイライトムーン
入浴剤と聞いて無視できないのがLUSHのバスボム!
LUSHの入浴剤は非常に種類も多く素敵なものばかりですが、落ち着いたラベンダーの香りは寝る前のひと時にぴったりです。ちょっとラグジュアリーな気分を味わいたい人にもおすすめ。
AYURA メディテーションバスa
自宅で簡単スパ気分を味わうなら「AYURA」の入浴剤で決まり。
「ベストコスメアワード2016」で第1位を獲得した実力者ですね。ローズウッドやローズマリー、カモミールなどのアロマティックハーブの香りに包まれて、素敵なバスタイムを過ごしましょう。
SABON バスソルト ローズ
死海由来のミネラル豊富な「SABON」のバスソルトは、血液促進や肌の保湿をサポートしてくれます。たったひとつまみのバスソルトでハリ感のあるスベスベ肌を手に入れましょう!
「効能」で選ぶなら
乾燥による肌荒れやあかぎれ、肩こり、腰痛、リウマチ、冷え性など、入浴剤に期待できる効果はさまざま。全部が解決するわけでなくとも、毎日の積み重ねで少しでも軽減されるならうれしいですよね!
【保湿に】バスクリン 薬用ソフレ キュア肌入浴液
肌荒れやあかぎれ、たるみなど、肌トラブルの多くは乾燥や加齢に起因するものです。
甘草エキスや菖蒲エキスなどの生薬有効成分のほか、保湿成分も配合されていて、気になるカサカサ肌を優しくケアしてくれます。安らぐミルキーハーブの香り。
【肩こりに】薬用ホットタブ重炭酸湯
温浴効果を高め、血行促進を図るなら「薬用ホットタブ重炭酸湯」がおすすめ。
無臭・無色なので違和感なくお湯に浸かることができます。肩こりはもちろん、腰痛や冷え性、リウマチなど、多岐にわたる効果が期待できます。
石鹸やシャンプーなくして臭いをリセットすることができるんですよ!
【美肌効果に】温素 琥珀の湯
「美人の湯」として知られるアルカリ性のお湯には、クレンジング効果があります。皮脂汚れを分解し、ツルスベ肌にみちびいてくれるんですね。
温泉さながらのややとろみのあるお湯に浸かって、皮脂汚れと一緒に疲れを溶かしてみませんか?
【疲労回復に】高陽社 パインハイセンス
シンプルな緑色の缶が特徴的な「パインハイセンス」。
ヨーロッパで昔から親しまれてきたパインニードルオイル(松葉油)にプラスして、保温効果を高める数種類の成分で作られた薬用入浴剤(医薬部外品)です。
まるで森林浴をしているかのような自然の香りに、癒やされること間違いなし!
「プチプラ」で選ぶなら
コスパ重視で選びたい人におすすめなのが、プチプラ入浴剤。いろんな種類をそろえておけば、毎日新鮮な気分を味わうことができますよ。中にはワンコインで入手可能なものも。
バブ ナイトアロマ
リーズナブルなうえに、ドラッグストアやスーパーなど、至るところで見かける「バブ」の「ナイトアロマ」入浴剤。
気になる香りは「ロマンティックジャスミン」「スイートカモミール」「ローズハーモニー」「ラベンダー」の4種類で、寝る前のリラクゼーションにはうってつけです。各3錠入っていて500円程度なので、毎日使っても惜しくないですね。
MINON 薬用保湿入浴剤
アミノ酸配合で肌にうるおいを与え、しっかり保湿! 敏感肌、乾燥肌の人におすすめしたい薬用保湿入浴剤です。液体タイプなのでサッと液体に馴染んでくれますよ。
肌荒れやしっしんはもちろん、あかぎれ、冷え性、腰痛、肩こり、うちみなどに効果が期待できます。赤ちゃんにも使えるので、家族一緒の入浴でも問題ありません。
バスクリンマルシェ オレンジの香り
これぞプチプラの中のプチプラ。ワンコイン以下で購入できる、コスパ重視の人におすすめの入浴剤です。ただし、リーズナブルなだけでなく、クオリティーも高い!
オレンジの爽やかな香りを表現する香料成分には、天然精油100%使用。合成香料や合成着色料は使っていないとのことです。保湿力はもちろん、湯上がり後の保温力も高く、冬や乾燥しがちな季節におすすめといえます。
バスクリン 日本の名湯 登別カルルス
各人気温泉地のコンセプトや湯ざわり、色、香りなどを確認しながら開発された「日本の名湯シリーズ」の「登別カルルス」。香りは「日本一のオゾン地帯・オロフレ峠の原生林から漂う、澄み切った大気の香り」とのことで、表記としては少しわかりづらいかもしれませんが、石けんの香りに近いのが特徴です。
自宅のお風呂で、気軽に観光気分を味わえますよ!
「個性」で選ぶなら
自分用にもギフトにも、香りや効能、値段以上にユニークさで目を楽しませたい人におすすめの入浴剤を紹介します。
シャリテローズ フラワーバスペタル
「バスタブの中にバラの花びら」という状況に憧れたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな人の憧れを実現させてくれるのが「フラワーバスペタル」です。色、形、香りともにバラの花をイメージした入浴剤は、入浴シーンをパッと華やかに彩ってくれます。お手頃価格なので、自分用に購入するのはもちろん、ギフトにも最適です。
CLAYD CANISTER SET 400
バスタブに投入するだけでなく、顔パックとしても使える入浴料です。
サラサラした質感の本商品はお湯に入れると通常の入浴料ですが、天然成分100%の泥パックにも早変わり! 夏の肌ケアや足湯、ペット臭、スポーツのあとなどに使えます。
見た目もオシャレなので、プレゼントにおすすめです。
COLD STONE CREAMERY スパークリングジュエリーインアップル
大人気の「コールドストーン バスボム」から発売されている、爽やかな青リンゴの香りが特徴の「スパークリングジュエリーインアップル」。
「COLD STONE CREAMERY」のモットーに「Make People Happy / 関わったすべての人が幸せ!」とあるとおり、優しい気持ちにしてくれる入浴剤です。トッピングの様子もコールドストーンのアイスクリームさながらで、今すぐ店舗にダッシュしたくなりますね!
贅沢泡とろ ジュエリーローズ
自宅で手軽にラグジュアリー体験をするなら、泡風呂がおすすめ。
ローズヒップエキスやノバラオイルなどの保湿成分に加え、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美肌成分配合で、美容効果抜群です。少しとろみのあるお湯が、しっかりうるおいをキープしてくれます。
フローラルで上品な香りが、日常の光景をロマンティックなものに。
入浴剤で日常に彩りを
日常の光景だからこそ、たまには変化を与えたい入浴シーン。
色や香り、見た目だけで楽しむこともできますし、疲労回復や肩こり、肌荒れなどに効果があるものを使えば、たった数十分の入浴で簡単に気分をリフレッシュすることもできます。
自分のお気に入りを見つけて、疲れた身体を癒やしてくださいね!
※本記事の情報は2021年2月時点のものです。
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