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【経験者が語る】日本と違う!ワーホリや海外就労で普通に行われている就活方法【アドバイスと注意点】

海外就職_タイトル 全般

日本で就職活動といえば何十枚、何百枚とエントリーシートや履歴書を書いて提出、そのうえで説明会に顔を出して、グループディスカッションにグループ面接、マンツーマンの面接までこぎつけたかと思ったら人事面接で、中小企業だとそこからさらに社長面接まであるということも珍しくないですよね。

モカ
モカ

何回会社に行けばいいのー!!!

なにものにも染まっていない新卒ブランドはいまだものすごい力を発揮しています。

でも、これは日本国内の話。海外の就活事情はというと、少し、いや、かなり違ってきます。

なかには「えっ!? そんなことしていいの!?」というようなことまであるので、今後将来的に海外就労を目指している、あるいはワーキングホリデーで渡航予定があるという人はぜひ目を通してみてくださいね!

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海外で就職するということ

就活方法_海外就職について

おそらくこの記事を読んでいるということは、少なからず海外で就職することに興味があるか、ワーキングホリデーで渡航する予定がある人なのでしょう。

そこでまずお話したいのは、海外で就職するというのがどういうことか。

  • 英語を話しながら仕事をするなんて格好良い!
  • 一度でいいから海外で暮らしてみたかった!
  • 周りに自慢できる!
  • お金を稼ぎながら英語の勉強もできるなんて一石二鳥!

もしこのような気持ちが少しでもあるなら、一度落ち着いて考えてみてください。

英語ができないながらも海外で頑張る姿というのはすべからく眩しく尊いものですが、それを格好良いと感じているようなら、下記の問題があることを頭の片隅に入れておいてくださいね!

  • 英語圏に行って、言葉が通じない人を雇いたいと思う人はいるでしょうか?
  • 家や携帯の契約はどうしますか?
  • なにか問題があったときに、咄嗟に対応ができますか?
  • 英語ができるようにならなかったら、自信を持って海外暮らしをしてきたと言えますか?

海外で働くということ。

それはつまり、「英語ができる」というのはまったく武器にならないということです。英語はできて当たり前。働くのが目的ならなおさらです。

さらに、仕事場は英語を勉強する場でも教えてもらう場でもありません。実はこの「一石二鳥!」の考えの人って少なくないんですよね。

さて、ここまで厳しいことばかりを書き連ねましたが、最初から完璧に英語ができる人なんていません。個人的には、英語を勉強しながらの就活もアリだと考えます。

ではなぜこんなことを言うのか。

日本食レストランや日本人が多く集う飲食店で働けば必要最低限の英語力で済むので仕事は見つかるのですが、そうなると今度は多忙のあまり勉強に時間を割けなくなるという現象が起きるからです。

英語ができて当たり前の世界なら、英語ができるに越したことはないですよね!

海外での就職活動

海外就職の方法

海外就労であってもワーキングホリデーであっても、就職活動に対する方法は大きく分けて3つ。新卒がこぞってわーっとエントリーシートを送りだす日本文化とは少し違いますね。

①人脈を駆使する

日本語のなかでは多少聞こえが悪いかもしれませんが、要するに「コネを使う」ということです。

「コネ入社」と聞くとなんだかちょっとずるい感じもしますよね。でも、海外ではいたって当たり前のこと。むしろ一番多いパターンです。

モカ
モカ

なんなら企業側としても、知り合いに良い子がいたら紹介してもらうからわざわざ求人広告なんて出しませんよーということもよくあります!

コネ=人脈を広げていくのはあくまでも本人の実力であり、長所ともいえる能力。

コネ入社が当然のようにある世界なので、友達や近所の人、なんなら休憩で訪れたカフェの店員さんなんかにも「いま実は、こういう仕事を探しているんだけど」とポロリとこぼしてみましょう。

案外思わぬ出合いがあったりするものです。

POINT

  • 人脈を広げる
  • 人伝に仕事を紹介してもらえることがよくある
  • 手当たり次第に「仕事探してるんです!」と訴えてみる

②広告求人に応募する

これは日本でもよく使われる手法のひとつですね。

オーストラリアであればGumtreeDENGON NET、ニュージーランドならTrade MeNZdaisukiなどのクラシファイドサイト(仕事のほか、入居者募集や現地生活情報なども掲載)に多くの求人広告が載せられています。

自分に見合った求人募集に応募するのもひとつの手。

ただ、多くの人の目に触れているぶん、倍率もかなり高いはずです。

日本人は控えめなので、例えば募集要項に自分が当てはまらないと思えば応募することをためらいがちですが、ほかの国籍のかたなんかはそんなのものともせずにバシバシと履歴書を送り付けたりします。いわゆる行動したもの勝ちというやつです。

ちょっと基準に足りていないかな? と思ってもやる気を見せたり、完全な嘘をでっちあげるのは良くないけれど、少しでも触れたことがあるものであれば「できます!」とある程度のハッタリをかますのは海外では当たり前の光景。ハッタリをかまして入社してしまったあとのことは、そのときに考えればいいのです!

モカ
モカ

というより、面接官も「それなりのハッタリかましてくるだろうなあ」の体で話を聞いているので、入社後いざうまくこなせなくてもなんとかなります。必要なのは努力と度胸!

なお、海外の履歴書は日本と違ってフォーマットがかなり自由なので、ただいままでの経験を書き連ねるだけのシンプルなものにしてしまうとまったく目立ちません。

志す職業によってはむしろクリエイティブに!

また、日本では高校卒業あたりからすべての経歴を記載しますが、海外ではちょっと違います。応募する職業により、関連性の薄い経歴は省略してもOKなのです。

POINT

  • 完全なでっちあげはNG
  • でもハッタリかましてなんぼの世界
  • 履歴書に全部記す必要はなし(とにかく良い風に書いてみる)
  • 倍率は高めなので履歴書送付の数で勝負
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③突撃訪問で履歴書をばらまきまくる

飲食店やアパレルなど、接客の職に就きたい人に俄然おすすめなのがこのやりかた。というよりも、おそらくこれが一番効率も良く、成功する確率も高い。

要は、履歴書を何十枚もプリントアウトしていって、街を歩きながら一店舗一店舗自分の足で回るのです。

「いま仕事を探しているんだけど、人足りてる? 良かったら私、雇ってくれない?」

要領としてはこんな感じ。

運が良ければそのまま面接、就職という具合にその場で仕事が決まることも珍しくありませんし、その場に決定権がある人(マネージャーや人事担当など)がいなければ、履歴書だけ置いて帰ります。

日本にない文化なので最初こそ緊張しますが、一回、二回と繰り返していくうちに慣れていくので大丈夫。怖いのは最初の数回だけです。

モカ
モカ

ちなみにモカ氏は最初のころ、緊張のあまりなかなか目当てのお店に入れず、周りを40分以上もうろつきました…。完全なる不審者!

もし断られる場合でも、嫌そうな顔をされることはほぼないので安心してくださいね!

ただし!

忙しい時間帯に声をかけてしまうと、店員であろうとかなりきつめの当たりかたをされてしまうので要注意です。日本のように「接客業たるもの常に笑顔」ではなくあくまでも「自然体」。忙しいからイライラしているだけなのです。

なお、履歴書を渡すときはつい自己アピールをしてしまいそうになりますが、あまり長々と話さないほうがいいでしょう。

  • Hi, how are you?
    My name is 〇〇, and am looking for a job at the moment! Are you hiring anybody by any chance?

    (ハーイ、調子はどう? 私の名前は〇〇って言うんだけど、いま、仕事探し中なの! いま、誰かを雇ったりするつもりない?)

必要なのはこんなものです。もしマネージャーが不在だからと言われたら、

  • Okay, can I just leave my CV (resume) here then?
    (そっか、じゃあ履歴書だけ置いていってもいい?)

とだけ伝えて、履歴書を手渡します。ちなみに「じゃあ後程こちらから連絡しますね!」と言われることがありますが、だいたいの場合忘れ去られてしまいますので返事待ちをするのはやめるが吉。

どうしても諦めきれない魅力的な職場だった場合、何度も通い詰めているうちに入社できたという話も聞いたことがあるので試してみる価値はあるかもしれませんね。ただ、あまりしつこくしていると最終的に就職どころか嫌われてしまう可能性があるということも念頭に置いておきましょう。

モカ
モカ

たとえそこで断られたとしても次です、次! 非ネイティブで英語に弱く、海外での経験値もないのだからしょうがない! タイミングと運でもかなり大きく左右されます!

POINT

  • 度胸がつく
  • 英語の練習になる
  • 接客業での仕事探しにうってつけ
  • タイミングと運(季節などにも)大きく左右されがち
  • ので、場合によっては数カ月単位で仕事が見つからない
  • と思ったら、即日就業の可能性もアリ

海外就労とワーホリではビザの種類が違うので要注意!

ビザの種類

今回は海外(おもにオーストラリアやニュージーランド)で一般的な就職活動の方法についてまとめて説明してきましたが、海外就労とワーキングホリデーではビザの種類が違います。

海外就労(一般的にビジネスビザやワークビザと呼ばれるもの)が難しくなってきている昨今、ワーキングホリデーでの渡航をするほうが経済的にも精神的にも責任を伴わないぶん楽ですが、およそ30歳までと年齢制限があるのがつらいところ。

まだワーキングホリデーが間に合う年齢であれば、一度海外生活を経験してみてからその後を考えるというのももいいかと思います。

ただ、あるビザからほかのビザへの切り替えができない国もありますので、渡航を予定している国の情報収集は忘れずに。頼れる人がいない国に行くのですから、リサーチ力は行動力以上に重要ですよ!

仕事が見つからなくても落ち込まないこと

  • 自分より英語ができない友人がさっさと仕事を決めてきた
  • 日本ではバリバリ働いていたのに、誰も仕事をくれない
  • 履歴書を配り始めてから数カ月経つけれど、一向に音沙汰がない

海外で就職活動となるとこんなことはよくあって、このようにうまくいかないことが続くとどうしても自分自身が必要とされていないような感覚に陥ってしまいがち。

でも、大丈夫。

決まるときは意外とあっさり決まったりするので、世の中不思議なものです。大事なのは落ち込みすぎず、落ち込んでいた場合でもとりあえず履歴書を配りまくっておくこと。

いつ、どのタイミングでチャンスが到来するかは誰にもわかりません。数カ月前に履歴書を置いていった「あの店」から突然「まだ仕事探してる?」なんて連絡が来ることもよくあるんですよ!