ニュージーランドといえば、どんなイメージを持っているでしょうか?
羊とラグビー、あと自然!
おそらく、多くの人がこう答えることかと思います。
そのとおり。ニュージーランド最大の魅力といえば、大自然に囲まれているということです。聞くところによると、「雰囲気が北海道に似ている」とかなんとか(北海道出身の知人談)。
本記事では、そんなニュージーランドを旅するなら外せない観光スポットを紹介します。
ニュージーランド概要
先述したとおり、ニュージーランドに羊、ラグビー、自然と、この3つの印象を抱いている人は多いかと思います。確かに羊は人口より多いですし、ラグビーは国技、どこに行っても自然があるのでこのイメージは大正解です。
ちなみに、ニュージーランドの国旗はこちら。
オーストラリアの国旗とよく似ていますが、星が赤く七芒星でないほうがニュージーランドのものです。なお、この4つの星は南十字星を表しているのだとか。
その他、基本情報は下記のとおりです。
- 首都:ウェリントン
- 公用語:英語/マオリ語/手話
- 通貨:ニュージーランド・ドル
- 人口:約447万人
- 面積:約27万㎢
よくオークランドを首都と間違える人がいるけど、首都はウェリントン! オークランドは最大の都市だよ!
(情報元:阪急交通社「ニュージーランド基本情報」)
北島のおすすめ観光スポット6選
まずは、北島から。大自然に囲まれた南島のイメージに対して、割と都会的な印象を持たれがちな北島。とりわけオークランド周辺には、交通機関で行ける観光スポットが点在しています。
【1】スカイタワー
まずは、なんといってもスカイタワーは外せません。
オークランド市内のど真ん中にあるだけでなく、周辺にはおしゃれなバーが立ち並び、中にはなんとカジノまであります。日本で経験できないことをしてみたいという人は、行ってみてもいいかもしれませんね!
※ただし、ドレスコードには要注意。フォーマルな服装をしていく必要はありませんが(中にはジーパンで来る人も)、基本的にサンダル――つまり、後ろの支えがない靴での入場は拒否されることがあります。入場の際にIDを確認される可能性もありますので、パスポートなどの写真付き身分証明書(英語)を忘れずに! R20+です。
この赤丸部分がスカイタワー。
あれ? でもなんかどこかで見たことあるような……。
それもそのはず! 日本にあるスカイツリーに外観はそっくり。
カジノだけでなく、展望台やカフェ、高級レストランなどが軒を連ねます。せっかくの旅行ですから、たまの贅沢にはぴったりです。
また、年末年始にはスカイタワーから四方八方に花火が飛び出します。(これについては毎年物議を醸しているので、いつ中止になるかわかりません)
南半球で一番高いタワーというだけあり、その全長はなんと328メートル。展望台からはスカイジャンプやスカイウォークなど、さまざまなアクティビティーを楽しむことができます。なお、チケットで行けるのは220メートル地点にあるスカイデッキと、186メートル地点の展望台、182地点のカフェの3カ所です。
- 名称:スカイタワー(Sky Tower)
- 住所:Corner Victoria and Federal Streets, Auckland
- 営業時間:年中無休(天候により異なる)
《5月~10月》10am~8pm(最終入場7:30pm)
《11月~4月》日~木曜日:8:30am~10:30pm(最終入場10pm)
金&土曜日:8:30am~11:30pm(最終入場11pm) - 入場料:大人/32ドル、子ども(6~14歳)/13ドル、5歳以下無料/シニア(65歳以上)23ドル
- 公式Web:スカイタワー
【2】マーケット
ニュージーランドでは、週末になると至るところでマーケット(市場)が開催されます。どの都市でも半日あれば行けるような場所がほとんどなので、ちょっとした隙間時間に楽しめるのが魅力。
こちらはオークランド市内から少々離れているものの、車があれば半日程度で行き来できるマタカナマーケットです。
個人的に、ニュージーランド国内で一番好きなマーケットなんだよね!
カントリー調のマーケットデザインがたまりません。街自体もかなりのどかな場所に位置しているので、店員さんもフレンドリー。自然に囲まれてニュージーランドらしさを味わうにはうってつけの場所です。健康志向の人にはたまらないオーガニック食品が豊富に売られていますよ!
おすすめはワインとオイスター。
もちろんオークランド市内からバスで行ける範囲にも、タカプナマーケットやパーネル(フレンチ)マーケットなどがあります。ほぼ毎日のようにどこかしらでナイトマーケット(夜市)も開かれていますので、気になる人は要チェック!
- 名称:マタカナ・ファーマーズ・マーケット(Matakana Farmers’ Market)
- 住所:2 Matakana Valley Road, Matakana
- 営業時間:日曜日のみ(8am~1pm)※1pmギリギリだと店じまいをはじめている可能性あり。
- 入場料:無料
- 公式Web:マタカナ・ファーマーズ・マーケット
【3】ホビット村
ファンタジー映画好きには欠かせない!
意外と知られていない事実ですが、実はニュージーランドは映画のロケ地として非常に有名。たとえば、ナルニア国物語やラストサムライ、ブラックシープ、ピアノ・レッスンなどは多くの人が知る作品でしょう。
そんな数ある映画の中でも特に注目したいのは、ロード・オブ・ザ・リング(ホビットシリーズ)です。
オークランド市内中心部から車で3時間ほど南下すると、ホビット村を見学することができます。
これは確かフロドの家!
こちらはグリーンドラゴン(緑竜館)!
セット内にはツアーでしか入ることができません。ただし、ツアーの料金内にグリーンドラゴンでのドリンク1杯分(アルコール/ノンアルコール)が付いているので、まさにファンタジーの世界に入り込んでしまったかのような気分が味わえます。
ツアー中(英語のみ)にガイドさんが面白可笑しく話してくれる制作秘話は、映画を観ているだけでは知りえないものばかりです。
- 名称:ホビトン・ムービー・セット(Hobbiton Movie Set)
- 住所:The Shire’s Rest《501 Buckland Road, Hinuera》
- 営業時間:年中無休(ウェブサイトを要チェック)
- ツアー料金:大人(17歳以上)/89ドル、子ども(9~16歳)/44ドル、8歳以下無料(事前予約必須)
- 公式Web:ホビット村
【4】風力タービン
オークランドから南下して、ニュージーランドの首都・ウェリントンに向かうその途中。
パーマストン・ノース(Palmerston North)から少し東に向かうと、タラルア・ウインドファーム(Tararua Wind Farm)という風力タービンがあります。
まさに圧巻の光景!
ニュージーランドにはほかにもいくつか風力タービンを見られる場所があります。ただし、パーマストン・ノース付近にあるこのウインドファームはニュージーランド最大規模の設備。
山頂から見下ろす眺めは最高です。
トータルで134本もの風力タービンがあるそうだよ!
- 名称:タラルア・ウインドファーム(Tararua Wind Farm)
- 住所:North Range Road, Woodville/見学可能はテ・アピティ・ウインドファーム(Te Apiti wind farm)付近のパブリックビューイングエリアから)
- 入場料:無料
- ウェブサイト:風力タービン(パーマストン・ノース付近)
【5】フヌア滝
自然の代表格といえば――滝!
日本と違って、ニュージーランドには都市のすぐそばにも気軽に行ける滝がたくさんあります。ここで紹介するフヌア滝(Hunua Falls)もそのうちのひとつ。
滝つぼに近付いていくとひんやりした空気が心地よく、たまった疲れを癒やすのにぴったりです。
まわりには緑が生い茂り、落ちてくる大量の滴がミストのように降り注ぎます。
車を使えば、オークランド市内中心部から45分程度。観光するにも半日あれば十分です。
加えてこのフヌア滝、オークランド周辺に点在する滝の中では最大級。その落差は30メートルにもおよぶと言われています。
公園の中にあるので、散歩をしながらニュージーランドならではの大自然を感じると良いでしょう。
- 名称:フヌア滝(Hunua Falls)
- 住所:Hunua Ranges Regional Park Falls Road, Hunua, Auckland
- 入場料:無料
- 公式サイト:Auckland Council Hunua Regional Park
【6】レインガ岬
“最(=“もっとも”の意)”と付くと、なんとなく興味が惹かれたりしませんか?
「最大級」、「最上級」、「最高級」――レインガ岬(Cape Reinga)があるのは「最北端」!
ニュージーランド最北端の地と言われるレインガ岬は、先住民マオリ族の歴史に深く関わる土地としても有名です。オークランドからは車で約6時間ほど。
ここまで遠いと、少なくとも1泊ほどはしたほうがいいでしょう。
かなり長距離ドライブが強いられることにはなりますが、一見の価値はあり!
天気が良いととても素敵な景色を眺めることができますよ。また、非常に珍しいことに、タスマン海と太平洋、2つの潮の流れがぶつかり合う様子を見ることができます。
灯台の近くには、こんなふうに世界各国の主要都市までの距離が書かれています。どうやら、ニュージーランド最北端の地から東京までは8475kmあるよう。
半球が違うのだから当然といえば当然ですが、実に途方もない距離ですね。
でもロンドンの比じゃない!
ちなみに「最北端の街」カイタイア(Kaitaia)からもかなり距離があるので、ガソリンには余裕を持って運転することをおすすめします。
- 名称:レインガ岬(Cape Reinga)
- 住所:Cape Reinga
- 入場料:無料
- 公式サイト:Department of Conservation Cape Reinga
まだまだある北島の観光名所
今回は6つの人気&穴場観光スポットを紹介しましたが、ひとえに北島といっても範囲が広すぎてなかなか一記事にまとめきれないのが正直なところ。
今後も地域別、あるいは目的別に(実際に行ってみて良かった)観光地を紹介していきたいと思いますので、お見逃しなく!
※写真が豊富で絶対行きたくなる!
※旅のお供ならこれ一冊あれば完璧!
※本記事の情報は2020年8月時点のものです。
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