【定番】2時間ドラマ(サスペンス)のラストシーンが多くの場合崖である理由についての歴史および考察

崖_タイトル 豆知識

サスペンスものの2時間ドラマといえば、なんといってもラストにくる崖のシーンですよね! でも……、

もか
もか

定番化しちゃってるけど、あれってなんだろう?

ふと、こう疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか?

本記事では、その歴史を追いつつ、2時間ドラマ(サスペンス)のラストシーンが崖である理由を考察していきます。

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2時間ドラマのはじまり

ドラマ_成り立ち

2時間ドラマはもともと、アメリカのテレビ映画を真似しようとしたことがはじまりだったと言われています。

なんでも、当時は各民放局での映画放送枠(つまり2時間枠)があまっているほどだったそう。そこでアメリカや香港から映画を買いつけてくるのですが、それでも足りない。

そんなことがあって、アメリカのテレフィーチャー(テレビ映画)を真似して2時間ドラマをつくるようになりました。

ラストシーンの崖が定番化したのは90年代以降?

ドラマ_崖

いまや定番と化してしまった、ラストシーンの崖。

中には松本清張の「ゼロの焦点」が発端ではないかという説もありますが、実際のところは少し違うようです。というのも、崖のラストシーンが定着したのは90年代以降だから。

対して、「ゼロの焦点」が発売されたのは70年代。

ちなみに、こちらの作品もまた、広末涼子さん主演でドラマ化されています。

実は……諸説あり

ドラマ_考える

先ほど述べたとおり、松本清張の「ゼロの焦点」も話の一説としてありますが、ほかにも「緊迫感を出すため」「波の音が犯人の告白に良いリズムを与えてくれるから」「必要以上の息苦しさを感じさせないため」など、さまざまな説があるのが正直なところ。

定番化はしているものの、「これ!」というハッキリした理由は誰にもわからないよう。

ただ、時代背景を鑑みると、ちょうどミステリー×地方もの(例:金田一耕介シリーズ等)が流行ったことをはじまりとして、徐々に旅情サスペンスブームへと移行していったとされています。加えて、世間も観光ブーム。

そんなこともあって、いつの間にか旅情サスペンス=崖で大団円というのが定着していったそうです。

もか
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個人的には、(犯人が)追い詰められた緊迫感を出すためというのがなんとなくしっくりくるような気がするかなあ。

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2時間ドラマが絶体絶命?

ドラマ_絶体絶命

ここまで2時間ドラマのラストシーンが崖である理由とその考察についてお話してきましたが、「最近、あまり観なくなったなあ」と感じている人も多いのではないでしょうか。

一昔前は「火曜サスペンス(通称火サス)」にはじまり、「土曜ワイド劇場」や「日曜ワイド」など、2時間ドラマ枠が多く設けられていたもの。ところが、ここ数年でどんどん衰退していっているのが目に見えるようにわかるのです。

悲しいですが、時代の流れですね。

サスペンスものの2時間ドラマといえば、起承転結がハッキリしているのが特徴です。ほとんどの場合、主人公がひょんなことから事件に巻き込まれ、警察でもないのに捜査に乗り出し、身の危険を感じながらも最終的には犯人の告白で大団円。

セオリーといえばセオリーですが、内容は違えど展開は似たり寄ったりなので、視聴者を飽きさせてしまうのには十分です。

しかもテーマはおおよそにして殺人事件

ブームや時代の移り変わりとともに、テンプレートな展開を受け入れられない人も増えてきたということかもしれませんね。「展開がわかりきった話に2時間も付き合うのはちょっと……」とでもいうところでしょうか。

もか
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まあ、わたしはそこが良かったんだけどね……。

2時間ドラマあるある?

ドラマ_本

2時間ドラマ=ラストシーンの崖。

これがここまでで考えてきたことです。

でも実は、ほかにもさまざまな「2時間ドラマあるある」があるんですね。そんなちょっとクスッとしてしまうような、「わかる~!」と共感してしまうようなニッチな本が出版されているので、紹介します。

2時間ドラマあるある

「おやくそくのあるある」から「主人公&脇役のあるある」、「『犯人はお前だ!』のあるある」、「『し…死んでる』のあるある」まで、さまざまな「あるある」が収録された一冊です。

2時間ドラマ40年の軌跡

2時間ドラマの伝説がはじまったのは、間違いなく「土曜ワイド劇場」! 意外や意外、かの有名な映画界の巨匠、スピルバーグとの関係も明らかに……?

2時間ドラマファンには必読の一冊です。

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再放送でもいいから2時間ドラマを定期的に!(希望)

確かに展開はテンプレート化されているので、時に「つまらないなあ」「きっとこの人が犯人なんだろうなあ」と思ってしまうのも事実。

でも、バッドエンドがほとんどないということは、安心して観ていられるということでもありますよね。

廃れ流行りはいつになっても付きものですが、2時間ドラマは再放送であっても定期的に観たいものです。

※本記事の情報は2020年9月時点のものです。

もか
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参考文献:
NEWSポストセブン「2時間ドラマのラストシーンがなぜか「断崖絶壁」の深い理由」
NEWSポストセブン「2時間ドラマ、犯人の告白がなぜ崖で行われるか?に新説」
CREA「2時間ドラマの結末の舞台として「崖」が定番と化したのはいつから?」
東洋経済「「2時間ドラマ」が絶滅危機に陥った只1つの理由」

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