毎年11月11日はポッキーの日――正式名称“ポッキー&プリッツの日”です。
いまや当然のように多くの人が口ずさむ記念日ですが、いつからはじまったのか、その由来は知っていますか? 普段なにげなく口にしているスナック菓子について、少し掘り下げて話してみましょう。
ポッキーについて
大人にも子どもにも大人気なポッキー。コンビニやスーパー、ドラッグストアなどで日常的に見かけるこの商品がいつ生まれたのか、知っていますか?
誕生は1966年
江崎グリコ株式会社によりポッキー(Pocky)が発売されたのは、昭和41(1966)年のことです。
続々と出てくる新商品に負けず劣らず当然のように陳列棚に並ぶ顔ぶれのひとつですが、実はゆうに半世紀以上も活躍しているんですね。
名前の由来
なんともキャッチーで耳障りの良い製品名が付けられたポッキー。これは食べるときの“ポッキン、ポッキン”という音から付けられた名前です。
最初は(テクテク)食べ歩きができる「チョコスティック」、略して「チョコテック」って案が出てたらしいけど、テストセールスの時点で「ポッキー」に変更したんだって!
ポッキーの種類
ポッキーチョコレート(もっともオーソドックスなもの)以外にも、多くの商品が発売されています。例えば、下記のとおり。
- ポッキー<極細>
- ポッキーTASTY
- つぶつぶいちごポッキー
- アーモンドクラッシュポッキー
- ポッキー贅沢仕立て<ミルクショコラ>
- ポッキー贅沢仕立て<アーモンドショコラ>
- ジャイアントポッキー
等。
この他にも、季節限定のものやご当地ものなどがあります。さすがですね。
プリッツについて
続いては、こちらもまた江崎グリコ株式会社の大人気商品「プリッツ(Pretz)」について。ほどよい塩梅の塩加減がたまらないんですよね!
誕生は1963年
発売開始されたのは、ポッキーより3年早い昭和38(1963)年。「Hello, me time! じぶんの時間って、最高!」と謳うだけあり、家でひとり酒しているときなんかのおつまみにはもってこいですよね。
なお、一番オーソドックスなのは「プリッツ<旨サラダ>」です。
名前の由来
その味わいと歯ごたえから想像できるかもしれませんが、プリッツという商品名はドイツ発祥の焼き菓子「プレッツェル」から来ています。
本来のプレッツェルとは少々形が違うものの、日本人の舌に合うようにアレンジを加えて出来たのがプリッツだったそうです。
プリッツの種類
ポッキー同様、プリッツシリーズにも多くの種類が存在します。
- プリッツ<熟トマト>
- プリッツ<香りロースト>
- 魔法のプリッツ<マジカルチェンジミルク>※2020年10月27日新発売
- 超カリカリプリッツ<クリスピーピザ味>
- 超カリカリプリッツ<クリスピーチキン味>
- スモーキープリッツ<燻製ベーコン味>
- スモーキープリッツ<燻製チーズ味>
- プリッツ<マイルドサラダ>
- プリッツ<マイルドロースト>
等。
下2つなんかは、カルシウム入りであるだけでなく香料・着色料無添加となっています。いまやスナック菓子でも健康に気を遣う時代になったということでしょうね。
11月11日はポッキー&プリッツの日
11月11日はポッキー&プリッツの日! バレンタインやホワイトデーほど大々的に行われるイベント(商業戦略やPRとも言う)ではありませんが、毎年必ず話題に上りますよね。
ポッキー&プリッツの日の由来
ポッキー&プリッツの日がはじまったのは、111111――つまり、平成11(1999)年11月11日という1の数字が6つ重なった日のことです。理由は言わずもがな、形状が似ているから。
以降、毎年11月11日をポッキー&プリッツの日と定めました。
ちなみに、一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定、登録されているというのだからすごいですね。
毎年行われているキャンペーン
この日になると毎年、全国各地のショッピングモールなどでさまざまなイベントが行われます。
ポッキーやプリッツの詰め合わせやオリジナルグッズのプレゼントがあったり、近年においてはSNSを使用したオンラインイベントがあったりと、遊び心満点のキャンペーンばかりなので参加する価値ありです。
詳しくは公式サイトからどうぞ!
海外でも買える?
海外でも、国や地域によっては日本のスナック菓子が手に入ります。もちろん、ポッキーやプリッツもそのうちのひとつ。ただし、日本の商品名をそのまま使うと現地の言葉で誤解を招くおそれがある、あるいはイメージ的に良くないという場合は、名称が変わっていることもあるんですね。
良い例がこちら。
- カルピス(Calpis)⇒ カルピコ(Calpico)
※カルピスを英語で発音すると「Cow Piss(牛のオシッコ)」に聞こえるため、名称変更。
このように、名称が違っても同一商品ということがあります。
中でも特に有名なブランド名はEUでのものです。EUで「Pocky」と言うと英語の「pox(=水疱、梅毒)」を連想させるとのことで、「MIKADO」の名称で販売されています。また、中国では「百奇(bai qi)」と呼ばれるそう。
日本にはないフレーバーの商品もありますよ! 海外に行ってあえてご当地もののポッキーを買って帰る、なんていうのもいいかもしれませんね。
ポッキー&プリッツの日はホームパーティー!
ポッキーとプリッツは、どちらも江崎グリコ株式会社の代表的な商品ですよね。長きにわたり活躍してきただけあって、その種類も実に豊富。
毎年11月11日と1が並ぶおめでたい日には、ポッキー&プリッツを買って家で楽しんでみてはいかがでしょうか?
※本記事の情報は2020年11月時点のものです。
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